2006年4月に障害者自立支援法が施行され、国は障がい者の自立を掲げました。そして、地域社会資源活用の規制緩和やサービス基準の明確化がされました。当時、子育て支援団体の活動での想いが未来に馳せた頃、NPO法人まちのエキスパネットを設立しました。「地域で暮らしたい、家族と共に育ちたい、この街は誰でも暮らしやすいライフタウンにしたい」という理想を胸に抱き、今もなお同じ夢に向かって進んでいます。NP0活動ではインクルージョン（共生）を目指し、そんな優しいまちづくりの観点から地域を耕してきました。社会福祉法人を設立してからは、障がい者や困っている人達を優しく包みこむような地域づくりを目指したいと考え、ソーシャルインクルージョン（社会的包摂）を掲げていこうということになりました。
これまで、ミッションを胸に、職員一同が地域の方々と力を合わせ、様々な賑わい創出イベントを行ってきました。1６年間で集客した数は40万人以上になるかと思います。そんな中で、障がいのある子どもとその家族の幸せや将来、就労支援での仕事づくりなどの新しい視点で事業化してまいりました。「0歳から100歳まで誰もはじかれない共生社会の持続と創造」をコンセプトに、「高蔵寺リ・ニュータウン計画」の「グルッポふじとう」で高蔵寺ニュータウンの賑わいの中心をつくるという春日井市の事業に参加しました。ここで学んでいる「活きた居場所づくり」は私たちの宝物となっており、皆様のご理解とご協力をお願いし、より良い地域福祉に貢献していきたいと考えています。
